会社をつぶす社長。

採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長9割の会社が設立10年以内に潰れると言われている現代。著者自らの“会社をつぶしそうになった”経験を踏まえて、会社を「つぶす社長」と「伸ばす社長」の違いを様々な角度から書き下ろしている。
 現状の経営に危機感を持っている経営者、今は伸びているが将来の経営に不安を抱いている経営者、危機感を持たない社長に不安を抱いている会社員の方々にお薦めの一冊。
以前にも読んだ「採用の超プロが教える仕事の選び方 人生の選び方」と同じ安田佳生さんの著書。
 始めてこの安田さんの本を読んだのは、「採用の超プロが教えるできる人できない人」。前の会社の社長が、同じ安田さんの著書「採用の超プロが教えるできる人できない人」を読み感銘を受け、初めての新卒採用の際に、採用のコンサルタントとして安田さんが代表をしているワイキューブという会社に依頼した。このとき、社員全員がこの本を読み感想を書いてグループで話し合った。
 今回のこの「採用の超プロが教える 伸ばす社長つぶす社長」は、その名のとおり「社長について」書かれている。その中でも、できる社長、伸びる会社に必要なのは「人材観」であると。そして、その中で働いている社員には「意欲」が大切で、それはすべてにおける土台であるといっている。その土台がないと、いくら研修やセミナーを繰り返しても意味がない。意欲があってこそ研修は意味を成し、社員を成長させ、会社を成長へと導く。その意欲は伸ばすことはできない。会社にとっては、もともと持っているその社員の意欲を発揮させることができるかどうに掛かっている。そのためには、「会社がいちばん大事にしていることが、本人にとっても大切なもだという共通認識。」が大事で、それがあれば社員は勝手に仕事をバリバリするようになる。
 4月から尊敬する義兄が外資系の生命保険会社の支社長に就いている。昨日、おめでとうメールを送った。「沢山の人財を育ててあげてください。」と。