あかんよ!

otokomaetomato2004-12-24

「神戸の大学院生暴行死 捜査ミスで死亡認定」神戸市西区で平成十四年三月、神戸商船大学(現・神戸大学)大学院生の浦中邦彰さん=当時(27)=が暴力団員に集団暴行され死亡した事件で、浦中さんの母親(64)が「兵庫県警が適切な捜査をしていれば、死亡は防げた」として県などを相手取り計約一億四千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が二十二日、神戸地裁であった。

この浦中さん。高校のときのテニス部の一つ上の先輩。当時、暴行を受けた二人は、警察へ110番通報したのにもかかわらず、連絡を受けた県警は、現場から60メートル先の交番には出動要請をせず、約六キロ離れた別の交番に指示した。16分後、ようやくパトカーが到着。同じく暴行を受けていた浦中さんの友人は、警察官に向かって逃げだし、「浦中さんが車で拉致されたかもしれない」と訴えたが、その時点で、警察官は「自宅に帰ったのではないか」と判断。充分な捜査を行わなかった。しかし、その時浦中さんは、パトカーのすぐそばの車の後部座席に、押し込められ失神していた。その後、警察官は暴力団に「後で交番に出頭して欲しい」と伝えただけでその場を後にした。暴行を加えた二人の内一人は出頭し、もう一人は浦中さんを乗せた車で現場から2キロ離れた空き地へ連れ出し、もう一人の出頭した一人も再び加わり殴る蹴るの暴行。翌日の朝、浦中さんは近くの川の浅瀬で死体となって発見された。
 かなりの疑問、不合理な点ががある。60メートル先の交番の警察官は当時、二人とも仮眠をとっていた。しかし、事件には気がついていた。もう一つ、犯人が逮捕された時点で、警察も、初動捜査に不備があったと認めて当時の所轄署の署長らを減給処分等にしたにもかかわらず、浦中さんのお母さんが、訴訟を起こした時点で一転、当時の捜査に不備はなかったと主張。明らかにおかしい。納得がいかない。ありきたりの言葉かも知れないが、浦中さんはもう生き返らんのよ。「銃刀法違反」の決まりがある以上、日本では自分の身を守るのに限界がある。その時、守ってくれるのは警察官でしょ。この日本で一番、絶対、平和ボケしてはあかんのは警察官なんよ!。
 一昨日、22日、浦中さんのお母さんの損害賠償の求めが認められ、県とその組長らに9736万円の賠償を命じた。捜査の不作為と被疑者死亡の因果関係を認めたのはこれが初めて。

「神戸の大学院生暴行死 捜査ミスで死亡認定 県などに9736万賠償命令 地裁」
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20041223/m20041223000.html