好きなことだけやればいい。

好きなことだけやればいい世界で初めて高輝度青色発光ダイオード青色LED)の製品化に成功した中村修二の名は、約20年在籍していた日亜化学を退職後に大学教授として渡米したことや、特許の帰属を巡って起こした訴訟により、一般に知られることとなった。同時に、会社員の生き方を問い直す格好のケーススタディーとして報道される機会も多くなっている。
その中村自身が、自らの考えや主張を明らかにしているのが本書である。日亜化学時代の研究生活を中心に、学生時代のエピソードも交えながら、自身の主張である「好きなことだけをやればいい」という持論を展開している。
ちょっと古い本だけれどタイトルにかなり惹かれて、amazonで購入。内容は、日本の教育機関はなっていない。とかの中村氏の考えがほとんどを占め、同じような内容が何度もでてきて、少し期待はずれ。もっと発明の経緯や日亜化学との裁判の内容などを知りたかった。と言うのが正直な感想。しかし、「自分の好きなことをし続ける大切さ。それが続かなかったら、そんなに好きじゃなかったと言うだけのこと。」という下りには大納得。
 本当に自分の好きなことが何なのかを知っている人は、どれくらいいるんかな?そこに気が付くだけでも大変。気が付いた人、発見できた人はすごい。更に、それを実行に移せる人はもっとすごい。多分、仕事は、仕事。プライベートはプライベート。と、割り切って考えている人が大半だと思う。もし、自分のしたいこと、好きなことが解っていて、それを実行に移せたら100%の自分が表現できると思う。
日亜化学工業
http://www.nichia.co.jp
青色LED訴訟、200億円の判決」
http://allabout.co.jp/career/invention/closeup/CU20040201A/